学資保険とは何か?

学資保険とは何か?

学資保険とは、どんな保険を指すのでしょうか?おおまかに言えば、「子供の教育資金が必要となるタイミングで、お金が入ってくる積み立て型の生命保険」が学資保険であると言えるでしょう。基本的には学資保険とは、子供が中学・高校・大学と進学していく中で、希望するタイミングでまとまったお金を受け取ることができる保険のことです。

すごく単純なのですが、「保険」という性質上、さまざまな保障内容があり、特約だったりオプションだったりいろんなものが付随してくるので、だんだんワケが分からなくなってきちゃいますよね・・・

学資保険には、契約者に万一のこと(死亡・高度障害状態になったときのこと)があった場合に『以後の保険料は支払わなくていいですよ』という特則があって、これはほとんどの学資保険についています。これが「保険」になるわけですね。

学資保険って誰のための保険?

学資保険は子供のために入りますよね。それなので「子供が加入する保険」と思いがちですが、実はそうではなく「お父さんやお母さんが入る保険」なんです。ですから、「契約者」とはお父さん、お母さんになります。お父さんやお母さんに万一のことがあったとしても、子供の教育資金はなんとしてでも確保しよう!というのが学資保険の目的です。

”こどもの教育資金を用意する”といっても、人によって考え方は違いますし、プランはいろいろあるでしょう。
「高校までは払うけど大学費用は自分(お子さん)で払いなさいよ」
という考えの方もいらっしゃれば、
「大学の入学費用までは用意してあげるからね。でも大学の学費や生活費は自分で稼いでね」
という方もいますよね。中には
「大学卒業まで全部費用を出してあげたいから、早いウチにコツコツ貯めよう」
という親御さんもいらっしゃることでしょう。

学資保険もこうした様々なニーズに応える形で、
・保険満期でもらえるお金
・保険期間中にお祝い金としてもらえるお金
があります。お祝い金については、もらえるのタイミング(年齢)はある程度契約者が自由に決められるようになっています。

大学の入学までにお金が必要な方は、保険満期を18歳にしておけば良いですし、大学卒業後、さらに結婚資金まで考えている方は、保険満期が22歳の学資保険がいいかもしれません。

また、中学校や高校は私立に入れたい!と思っている方は、12歳や15歳で一時金(お祝い金)が受け取れるプランが最適化もしれません。

学資保険にはこうした様々なプランが用意されています。

子供の病気や怪我を保障するものもあります

学資保険の中には、お子さんが怪我をしたり病気になって入院してしまったり手術するとなったときに、保険金が下りる、医療保障特約がついているプランもあったりします。教育資金を貯めることができる上に、入院したときの保障までついているなんて、ありがたいですし安心できますよね。

ただこうした特約に加入すると、その分どうしても満期で受け取れる保険金額や、一時お祝い金の金額は減ってしまいます。そのため、返戻率は100%を下回ってしまう場合もあるので注意して下さいね。

返戻率とは?

返戻率とは「へんれいりつ」と読み、学資保険のサイトでは必ず出てくる単語です。簡単に説明すると、「支払ったトータルの金額」と「受け取れるトータルの金額」と、どっちが多いの?ということを意味しています。返戻率が100%を超えていれば、受け取れる金額の方が多いし(得した気分♪)、返戻率が100%未満であれば、支払った金額の方が多かった(”保険”なので、ある意味当たり前のことですけどね)、ということになります。

どうせなら受け取れる金額が多い方が嬉しいので、みなさん返戻率の高い会社を選ぶことが多いようです。しかし返戻率の数字にダマされてはいけません!これには巧妙なトリックが隠されているので注意が必要です。

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